糖尿病の判断基準は?



糖尿病かどうかを判断するには、
血糖値とヘモグロビンA1cを測ることになります。
これまでは血糖値だけで糖尿病を判断していましたが、
現在ではヘモグロビンA1cも診断項目に追加されています。
血糖値は食後に数値が大きくなるもので、糖尿病ではない人ならば、
時間の経過とともに血糖値が下がります。



ですが、糖尿病の人は食後時間が経過しても下がることがなく、
常に血糖値が高い状態です。
血糖値は時間帯によってかなり違いがありますから、
数値が高いからといって、
すぐに糖尿病と診断することができません。



血糖値の検査は3つあり、
空腹時血糖値、ブドウ糖負荷試験、随時血糖値と検査をし、
空腹時の血糖値が126mg/dl以上、
ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg/dl以上、
随時血糖値が200mg/dl以上のうち、
いずれかに該当した場合は糖尿病の可能性が強いという診断が出ます。
それからさらに検査を重ね、糖尿病であるかを判断していきますが、
なかには、はっきりとした糖尿病ではないものの、
境界型糖尿病というものもあります。
糖尿病になる可能性がかなり高いものですから、対策が必要です。


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